アジアのイノベーション企業上場を牽引し、
次世代ユニコーンを創出

台湾政府は、アジア資産運用センターの構築を積極的に進めており、関連する制度や法規の整備も継続的に進めています。台湾の強みであるハイテク産業と、国際的に開放性の高い資本市場の機能を活用し、世界中の優れたイノベーション企業やテクノロジー企業を台湾に呼び込み、アジア版NASDAQとなることを目指しています。台湾証券取引所が2021年に創設したイノベーションボード(Taiwan Innovation Board、略称TIB)は、このビジョンの実現を担う中核市場です。


イノベーションボードは、重要なコア技術やイノベーション力、または革新的なビジネスモデルを持つ企業が、資本市場を通じて円滑に資金調達を行えるよう支援することを目的としています。台湾証券取引所では、特に高い成長が期待される技術志向のアセットライト型新経済企業に注目しており、AI、IoT、サイバーセキュリティ、スマート医療、ロボット、ドローン、衛星通信、グリーンエネルギー・環境保護、スマート製造など、将来性の高い分野を幅広く対象としています。 本ボードを通じて、イノベーション企業の上場・成長・海外展開を後押しし、持続的な企業価値の向上につなげていきます。また、海外の優良企業の台湾上場も促進することで、イノベーションとサステナビリティを兼ね備えた新たな市場の形成を目指しています。


台湾は、世界でも有数の充実した半導体、AIおよび情報通信分野のサプライチェーンを有しており、イノベーション発展を支える強固な基盤を築いています。今後を見据え、台湾証券取引所は「天の時・地の利・人の和」といった政策面での優位性を活かし、国際競争力を備えたイノベーションボードの制度整備を着実に進めてまいります。 また、イノベーション特性と国際的な成長ポテンシャルを有する優良企業の上場を継続的に推進し、国家のアジア版NASDAQ構想を支援していきます。これにより、台湾の資本市場をグローバルな舞台へと発展させ、次世代のユニコーン企業の創出を目指します。